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2017年10月

先々週末と先週末と今週末

先々週末は京都で教育学の講義を聴講していました。大学の講義然とした場は大学卒業以来のことでとても新鮮で、同時に、学術的な基礎研究の重要性を身をもって知った思いがしました。授業の構造やそこにある力学のようなものの捉え方や意味、また、多様なe-Learningの現在を知って取り残されてしまったかのような焦燥感を感じました。SPSSの分析は私の理解を超えるところもありましたが、研究を進めるに当たって押さえておかないといけない基本的なイメージは何とかつかむことができたと思っています。ものごとをていねいに考えることは常々自分に言い聞かせているつもりですが、アカデミックな研究の手法の緻密さに圧倒されました。少しでも近づきたいと思いました。

また、大学はつくづく面白いところだと思いました。キャンパスも建物も新しくなってすごくきれいで、食堂のメニューも手頃な値段で美味しかったです。三々五々集う学生のスタイルもまちまちで私のようなおよそ学生のイメージからかけ離れた御仁もちらほら。食堂の私の横のテーブルでは小学生の女の子3人が大きなガリガリ君やケーキを食べていたのですが、まるで自分の学校かショッピングモールのフードコートにいるかのように落ち着き払っているのです。どう見ても冷房の効いたところでしばしの休憩という様子です。食堂の隣はセブンイレブンです。休憩場所にもってこいなのでしょう。学食にとけ込んでいるところが面白く思えました。

先週末はアンリ・カルティエ=ブレッソンの映画を観る機会がありました。彼の名前は時々見かけたことがありましたがこうして生涯にわたる仕事、作品を見たのは初めてでした。決定的瞬間とか瞬間の芸術とか彼の作品にはこれ以上はないと思えるタイミングと構図があります。でも、それはカメラを構えてずっと待っていただけではなく、例えばポートレートならコミュニケーションをとったり、街を撮るならそこで空気のように馴染んだりと、そこにある、起こっていることをストレートに撮るための動きがあったのです。構図の巧みさは画家を志した絵心ゆえでしょうか。ため息が漏れるほど構成的で人物の表情も絶妙だと思います。

今週末は勤務している病弱特別支援学校の学校祭でした。一堂に会した小学部と中学部、高等部の子どもたちの真っ直ぐなまなざしと声がやわらかくしなやかに、おだやかに流れる時間は何ものにも代えがたい大切なものに思えました。

今日は台風明けの晴天を見込んでたまっていたワイシャツをまとめて洗濯しました。なんと9枚もありました。

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一太郎2017

一太郎2017をThinkPadX260にインストールしました。今更ながらの感がありますが縦書きのときATOKを使いたかったのでタイムセールを待っての購入です。一太郎2017はおまけみたいなものですが日本語と日本語文化に特化した機能や使い勝手があっていぶし銀の魅力があると思っています。ファイルを共有するときはWordに変換するだけで、仕事の文書や表などが含まれる文書ははじめからWordで作成すればいいわけです。ユーザーのオンライン登録でIDを確かめたら1997年の初登録のようでした。ちょうど20年前のことでWindows95当時です。その頃購入したIBMのデスクトップAptivaに付いていたアプリケーションのユーザー登録をしたときのものだと思います。そのソフトが何だったかが思い出せないのが歯がゆいところ。ATOKは、しかし、英語キーボードなのでどれだけ使えるのかわからない。そもそも英語キーボードなので入力システムはIMEとATOK、USの3つを切り替えながらでないと入力できない文字や記号があってややこしい。でも、すっきりしたデザインが好きなのでIntel MacBook proを使い始めたときからのチョイスです。たぶん12年前のことです。職場ではノートパソコンに青軸のUSゲーミングキーボードをつなげています。このThinkPadとともにキーボードが指にしっくり馴染むと自然体で仕事ができるように思います。とりわけ青軸はピアノを弾くときの感覚に似ています。初めてロードレーサーをオーダーしたとき自転車屋の店主が「身体に触れるパーツだけはいいものを使う」と言ったときのことが思い出されます。

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「予感」2題

先月、ふとしたことで映画「アンタッチャブル」のショーン・コネリーを思い出して今一度映画を観ました。この映画を初めて観たのは20年以上も前のことで、ケビン・コスナーを知ったのもこの映画でした。以来、ケビン・コスナーはお気に入りの俳優のひとりで、「JFK」で着用の眼鏡を調べて似たデザインのものを買い求めたこともあります。先月末に公開された「ドリーム」も早く観たいと思っています。でも、今回はジム・マローン役のショーン・コネリーなのです。シカゴ市警でパトロール20年のリタイア前の「しょぼくれた」巡査ジム・マローンがエリオット・ネスからアル・カポネを挙げるチームに誘われたとき、いつかそんな時がくるのではないかと心のどこかで予感がありながらそれを打ち消そうとしてきた逡巡と不意を突かれた姿に自分を重ねてしまいました。リタイアが近づいた時だからこそ動く心があります。当時コネリーは58歳で、舞台設定の1930年当時のリタイア前の役作りなのでやや老け感が目立ちますが存在感は圧倒的です。私は存在感は彼の十分の一もありませんが歳のとり方のモデルのひとりと思っています。彼はこの映画でアカデミー賞助演男優賞を受賞しています。モリコーネの音楽も素晴らしい。

土曜日の京都行は途中寄るところがあって車で行きました。往復の道中に聴いたのはNHKスペシャル「至高のバイオリン ストラディヴァリウスの謎 The Mystery of Stradivarius」のDVDの音楽でした。往復300kmずっと聴き続けました。テレビ番組そのままですが全編にわたってバイオリンの演奏が流れます。千住明の音楽がとてもいい。バイオリンという楽器しか奏で得ない情感があるように思います。音楽心が掻き立てられます。今日はそのCDが届いて聴きながらThinkPadに向かっています。この番組に登場する日本のバイオリン制作者の窪田博和氏は名古屋の弦楽器専門店シャコンヌ(株式会社)の代表取締役会長で、私の弓の毛替えはここでしてもらっています。彼の手によるニューのクオリティは相当なものだとか。彼のバイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスだけを使った演奏会もあったようで次の機会があればぜひ聴きたいと思っています。バイオリンは心を波立たせる音楽を奏でます。こちらもキーワードは予感、か。

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