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映画2本

冬休み1日目、年末の3連休の初日は朝から映画を観ました。「チョコレートドーナツ」と「私の中のあなた」です。字幕の一字一句も読み逃さぬようにと何度も戻っては確かめながら観ました。「チョコレートドーナツ」は1979年の設定で現時点では性的マイノリティについては歴史的叙述の色彩も感じました。障がいがあるマルコの日常はまた異なる要素が感じられました。この2本の映画を続けて観ていたとき、私は「Nothing about us without us !(私たち抜きに、私たちのことを決めないで!)」という言葉を思い浮かべていました。闘う、ということにおいてはポールとルディは果敢に行動しています。文字通り社会と闘っている。2本とも裁判が舞台にもなっています。でも、マルコはそうした闘いが困難です。それだけに彼の死は無言の訴えでありながら強く心が打たれる。「Nothing about us without us !」は障がいの有る無しにかかわらず人が生きていくときにもっとも大切にされなければならないことのひとつです。

「私の中のあなた」は先月DVDを買い求めて久しぶりに観ました。日本での公開は2009年、もう7年も前のことで、私が現在の病弱特別支援学校に前回勤務していた時のことです。その時は映画館で観ました。メインテーマもさることながら弁護士のてんかん発作を教える介助犬ジャッジが印象的でした。そして、両親を裁判に訴えるアナの言動に11歳ながら自立した人の姿があるように感じて惹かれました。また、兄、ジョディの姿を通して病気の子どもの多くのきょうだいの問題についても取り上げています。彼のディスレクシアと思しきところを理由に寄宿制のトレーニングスクール?に1年間行くことを両親から説き聞かされたり、夜の街をさまよったりするシーンに心が痛みますが、家族をある意味いちばん客観的に冷静に見ていたのはジョディでした。こうした緻密に作り込まれた映画「私の中のあなた」は名作だと思います。

今日は何ヶ月ぶりかでよく寝た1日でもありました。明日からまた始動です

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