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2012年11月

お香

それなりの予感はあったのですが心配したとおりお香にはまっています。そもそもは8月に訪れた比叡山延暦寺で「名香 比叡」を買ったことに始まります。これが思いの外心地よくて、9月のはじめには京都岩倉の実相院の玄関でお香の香りに立ち止まるほど惹かれたことから関心は高まるばかりとなりました。そして10月には「紫苑」(香彩堂)、この11月には「かゆらぎ 藤」(日本香道)と「アンバー」(エステバン)と買い求めて徐々に自分の好みがわかってきました。この中ではアンバーの香りにいちばん惹かれます。帰宅するとどのお香にしようかと一思案してこの中からひとつ選んで火をつけます。お香をカウンターに置いて夕食の支度をするのが日課になっています。次は聞香かと思っています。その先には着物が見えたりしています。

3連休の3日目はHDDに撮りためたテレビ番組をDVDにダビングしながらの家の掃除でした。NHK-BSの「恋する雑貨」と「美の壷」をいくつかDVDにしました。この中の「恋する雑貨」は神戸の特集で、昨日はそのいくつかを回って来ました。文字通りの昭和ロマンで私には見慣れた建築物が大切に使われています。またそのひとつは「パスタ」でアルミのフライパンが欲しくなります。何cmのフライパンを調達するべきかとこれもちょっと楽しい一思案です。

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「真珠の耳飾りの少女」

神戸市立博物館で開催されているマウリッツハイス美術館展に行ってフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を見て来ました。実物は印刷物などの映像とは大きくちがう印象がありました。照明もあると思いますが絵に立体感があってまるで生身の少女がそこにいるようでした。若々しい年相応の印象です。美術の言葉では何と表現されるのかわかりませんが、絵の無数のディテールのひとつひとつに意図があり、総体として一瞬のときを永遠のものとして絵にしているといえるのだろうか。陳腐な言い方だが惹き込まれるような魅力にあふれる絵でした。その魅力の核はやはり光だと思います。「まるで発光しているような絵」とは同美術館学芸員、レア・ファン・デァ・フィンデの言葉です。(『美術手帖 増刊 特集フェルメール』2012 美術出版社)実物を見た後は印刷物はどれもちがうように思って図録も買わずに美術館を出ました。

神戸の海側はきれいな街ですごくおしゃれな印象でした。旧居留地と呼ばれる地域や異人館が神戸を神戸として象徴しているところもありますが、神戸市などの一帯のエリアには何百万人もの人々が居を構え、職を持ち、そこで暮らしていること自体にそのエリアの経済のダイナミクスを見た思いがしました。人が多くて活力が感じられました。サンプルを専門に扱っている靴店や老舗のコーヒー店、25日の神戸マラソン大会の交通規制の看板、小さな飲食店を切り盛りするおじさんやおばさんに目が行きました。南京町のにぎわいも新鮮で、路上でたくさんの人が食べているのにゴミがほとんど落ちていなくてそのことがちょっとミスマッチと思われておかしかった。神戸には新名神、名神、阪神高速3号線を通って休憩も取っておよそ3時間でした。帰路は阪神高速が渋滞していたので芦屋ランプまで43号線を走りました。距離は200キロ弱。朝早く出れば現地で1日使えるロケーションで、この次はバイクを積んで行きたいと思いました。

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小沢征爾の「白鳥の湖」

フィギアスケートのグランプリのフリーで浅田真央がチャイコフスキーの「白鳥の湖」を使っていて久しぶりに聴いた曲がいくつかあったので全曲を聴こうと思いました。ところが全曲盤のCDを探していて全曲の全貌がよくわからないとわかって焦りました。バレエ音楽は「ハイライト版」というエディションがあってこれは持っているのですが、学生の頃FM放送から録音してよく聴いた曲がなかなか聴けなかったりします。また、有名な曲なので「全曲盤」もいろいろある。プレビューも参考にして選んだのは小澤征爾がボストン響を振った1978年の演奏でした。「音楽的には魅力的だがテンポが速過ぎて踊れない」と複数のプレビューがありながらも評価の高い録音です。ボストンシンフォニーホールでの録音らしくエッジの効いたダイナミクスの大きな演奏となっています。オーケストラが鳴り切っているのは小澤マジックです。テンポはバレエを観たことがなくても速いと思えるものですが聴いていて実に気持ちがいい。ウェットな感傷をかなぐり捨てた骨太の透明感が爽快だ。小澤の全曲盤の曲数は45曲で、詳しい人によるとこれでもまだ収録されてない曲もあるとかないとかですが今回はそこまで追求する気はありません。「白鳥の湖」の音楽を長時間浴びるように聴くことが目的ですから。私が学生の頃繰り返し繰り返し聴いたのは第2幕「白鳥の踊り パ・ダクシオン」のバイオリンソロの部分です。チャイコフスキーの音楽はバレエ音楽に限らず情感を露にするある透明感のようなものが感じられてときどき無性に聴きたくなります。バイオリン協奏曲や「悲愴」はその最たるもの。この「白鳥の湖」はテンポが速いといっても150分にもなる収録時間なので午前午後の一コマのBGMとして最適かも知れません。若き小澤の躍動する音楽が爽快です。冬に向かうこの季節は毎年チャイコフスキーが聴きたくなります。

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今日は休日でしたが・・・

朝から明日の飛行機の搭乗案内のメールが来ていきなり出張モードになりました。今日は代休でしたが明日から今週いっぱいの出張の準備でパソコンとにらめっこしたり着替えを詰めたりしていました。出張先で話をすることがあるのでパワーポイントのスライドを作りながらポイントをしぼっていきました。こんな作業はインターネットのおかげで効率よく進みますが文脈を組み立てるのは自分の考え方ひとつです。全国規模の場での話となるので少しばかり構えてしまいます。機内持ち込みの範囲に収めないと移動に時間がかかるので資料はひたすらクラウドにアップしました。

そんなこんなでバイクも近所を回ってセッティングを煮詰めたくらいでした。MARINのシクロクロス、LOMBARD 2012は受け取って1週間、いろいろ調整をして好みのセッティングに近づいてきました。このバイクはけっこうな造り込みがあってレース仕様かと思いきや、あれ?というところがいくつかあります。重量はペダルやリフレクター等を装着して11.5kg、前3枚のギア、泥よけやキャリヤ用のダボはレースモデルには必要がない。乗ってみると超安定志向。700×32Cというタイヤと相俟って頑丈な実用モデルというキャラクターと見るべきかと思っています。踏み込みは重くはないもののクイックな反応もないのですが、それでもハンドルを下げてシートを上げて乗るとテンションは上がります。オールマイティなので市内の移動や車に積んでのポタリングにちょうどいい。それはそうなのですが、それがいつ実現できるのだろうか?

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11月のポコ・ア・ポコ

先週4日日曜日の11月のポコ・ア・ポコは9家族のみなさまにご参加いただきました。終わりの大きなシャボン玉を見つめるまでのセッションへのアテンションはみなさまの気配りや努力の賜物です。この日もご協力いただき、感謝しています。このアテンションという言葉は「アテンション プリーズ」というフレーズで知られるようになって、自閉症スペクトラムの支援では「ジョイントアテンション」として用いられます。ところが日本語では訳しにくい言葉です。「注意力」か!? 特別支援教育では日本語に訳しにくい言葉がいくつかあって、でも、無理に日本語をあてはめるような訳はかえって先入観に陥りやすいので原語のままの方がいいこともあります。新しい考え方や概念にそれこそ「アテンション プリーズ」です。そして、これはミュージック・ケアの真髄でもあります。

ここしばらく慌ただしくて、帰宅してからはお香を焚いてクーリングに努力しています。すぐに夢中になる質なので今度はお香のことをいろいろ調べたり・・・危ない危ない、またまた坩堝に・・・

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就学の制度改正

今週水曜日、NHK-TV「おはよう日本」の特集「けさのクローズアップ」で「学校が変わる“ともに学ぶ”ために」が放送されました。番組のウェブサイトには「いま教育現場が大きく変わろうとしています。国は、重度の障害のある子どもが、特別支援学校だけでなく一般の学校に進学することも選択できるよう法令を改正することにしています。この流れを先取りして、この春、京都府京丹後市の小学校に重度の障害がある女の子が入学しました。受け入れた小学校では課題に直面する一方、“ともに学ぶ”ことで周囲の児童に変化が生まれました。学校はどう取り組み、どう変わったのか、お伝えします。」とあります。番組ではともに成長する子どもたちと新たな学びのおとなたち、そして、物心両面の配慮の有り様が描かれていました。番組ではまた「文部科学省では今年度中を目途に法令の改正を進めていて早ければ再来年度から新たな制度がスタートする」と伝えていました。就学の制度改正のスケジュールがメディアで伝えられるのは初めてかと思います。障害者の権利条約の批准に向けた国内法の整備のひとつが就学の制度改正です。通常の学校(小中学校等)における支援スキルの向上と環境整備が喫緊の課題です。秒読みに入ったかと、そう思っています。

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iPhoneから学ぶこと

4Sのときは予約して1か月も待ったのに5は飛び込みで64GBがまさかの在庫あり! 色は?と聞いて、キズがつきやすいので白にしようかと思っていたのに、3G、4Sに続いてやっぱり黒と思い切りました。およそ30GBのデータ移行が小一時間で終わってDropBoxの設定などを済ませると4Sの設定のまま使えるようになっていました。iPhone5は実際に使ってみると4Sとのちがいを実感します。とにかくすべてに速い。同じ通信環境でも表示の速さを実感します。そして画面がきれいです。若干背が高くなったので持ちやすいし軽い。横にして持ってSafariでブラウジングするとそのわずかなサイズアップが意外に使いやすさにつながっていることがよくわかります。4GやLTEならどんなに動作するのだろうと興味津々です。バッテリーの持ちも向上しているようです。来月からテザリングも使えるようになるのでWiFiルータは不要となります。ケースは予備に残しておいたGOLLAの深いポケットがちょうどよくてSuicaとともに納まりました。つかえていたことがすっきりした気分です。Apple恐るべし(ー_ー)

iPhoneをめぐる諸相からは、どうしてこれが日本で生まれなかったのかという思いがあります。私がiPhone3GSを持ったとき、私のまわりでは誰もiPhoneを持ってなくて、日本のキャリアも“ガラパゴス携帯(ガラケー)”の新機種を追っていたように覚えています。それは、98とDOS/Vとの関係に似ているように思いました。ユーザーは一歩先でいい。でも、企業は二歩も三歩も先を追わないと致命的なダメージを負うことがある。日本の大手企業の巨額赤字を伝えるニュースはただただ悔しい。iPhoneから学ぶことはほんとにたくさんある。

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