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2011年8月

8月のポコ・ア・ポコ

8月のポコ・ア・ポコは13家族のみなさまに来ていただきました。初めてのお子さんは様子見だったり嬉しくてよく動いたりと、自分なりの参加のスタイルがすぐには決まりません。そのことを保護者はとても気にしてみえます。その気持ちはよくわかりますが、何回か参加するとその日のセッションの関係性を感じ取って親子いっしょに楽しめることがわかってきます。ひとりひとり参加の仕方はちがいますが、いっしょに楽しんでいただけるようにセッションを進めていきます。でも、今日は「見事!」という場面がいくつもありました。曲の終わりで「静」を共有する場面が「静」の名の通り確かなものとなっていました。ゴールまで今しばらくあっても見定めるものは誰もが同じはず。みなさまといっしょにいつも変わらないポコ・ア・ポコでいます。次回もみなさまのご参加を心からお待ちしています。

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『ホーム スイート ホーム』

今日は前々任校のサマースクールでミュージック・ケアの実践の機会がありました。転任して4年目、これで4回目です。その学校は肢体不自由の特別支援学校で、年に1回だけのセッションですが、文脈をストレートに受け止めてくれて文字通りみんなでセッションを作り上げて行くプロセスが見えるようです。いつも人数が多いので私の動作も少し大きめで、これも私にとってはすごく勉強になります。1年、また1年と成長する子どもたち、いつも温かく迎えてくれる保護者のみなさま、サポートする先生方を結ぶつながり。その確かな関係性は特別支援学校でよく感じること。インクルーシブ社会の実現に向けて特別支援教育の果たす役割は大きいはず。

桐嶋かれん著『ホーム スイート ホーム』(アノニマ スタジオ 2011)が届いて少しずつ手にしていただけなのにほとんど読んでしまいました。この本のサブタイトルは「暮らしを彩るかれんな物がたり」で、写真は夫君上田義彦のものです。もちろん写真は期待通り。リバーサルフィルムの色。深みのある陰翳が色の仕組みを教えてくれているかのようです。加えて桐島かれんの文がすごくいい。中身もいいのですが、文そのものが淀みなく流れるようですっと入ってくる。見開きの写真のページに続いてやはり見開きの文という組み合わせはいきなりどこを開いてどこを読んでもいいという構造です。だからいつの間にか全部読んでしまうという仕組みなのです。それにしても、こんなふうにものを大切にする暮らし方は見習いたいもの。

夜は山の中の音楽ホールのようなコテージでヴァイオリンの演奏を聴きました。狭いホールなので私の席のすぐ左で演奏がありました。中低音域の音がとてもきれいで、その音が左耳から入ってくること、左の耳で聴いていることが新鮮でした。私の左耳は聴力は問題がないものの話を聴き取りにくくてあまり使わずにいたようです。ところが電話でメモを取ることが多くなって、最近やっと電話で左耳を使うことに慣れて来たところです。今夜はその左耳でヴァイオリンの音が堪能できたことでほっとしました。

さて、週末の朝はサンドイッチを作ろう。

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ABBA

やっと自宅にブルーレイレコーダーを備えました。お盆価格というのか驚くほどの価格で、ブルーレイ録画に1TBのHDD、しかも地デジ2チャンネル同時録画で今あるDVDレコーダーよりも低価格でした。サイズも薄型で奥行きも短くてとてもスマートです。機能といえばあまりにたくさんあって私の理解を超えていますが、BSアンテナへの電源供給も自動設定でどうしようかといじっているわずかな時間で設定が終わっていました。ところが録画したい番組がなくて、今日、やっと試すことができました。

NHK-BSの「北欧スペシャル」で録画できなかった「北欧から世界へ〜ABBA 時代が求めたハーモニー」の再放送です。ABBAは意外に録音の種類が少なくて、CD以外でまとめて聴くのは初めてでした。もちろん録音スタジオではありませんから見て聴いておもしろい。歌が生き生きしている。アグネッタとフリーダは声のちがいを意図的に生かしたとのこと。空を突き抜けるような澄んだ美しくも力強いふたりの声がとてもいい。番組のサブタイトル「時代が求めたハーモニー」はいつの時代でもあてはまるものと思う。ところで、この番組でミキシングのときボーカルのピッチなどをいじって重ねていると知って驚きました。やや不協和音に聴こえて厚みが出ているのはそのためだとか。それを割り引いてもABBAの魅力は変わりませんが。

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映画「コクリコ坂から」の音楽

今夜のレイトショーでやっと観ました。冒頭から音楽に圧倒されて字幕に武部聡志の文字を見つけてもう納得の91分でした。彼のピアノにはまったのは『キーボード・マガジン2008WINTER号』の付録CDの「卒業写真」でした。指が語る、そんな表現がふさわしいピアノの語り口調は何度聴いてももっと聴きたくなる音楽の醍醐味がたっぷりでした。今夜もそうでした。ピアノはさらに饒舌に語り、アンサンブルは音楽を成す骨格の最小限でありながら背筋をピンと伸ばす思春期のヒロインのまっすぐな気持ちを感情に溺れないで彩る。これ以上音楽の要素を削ぎ落とせないという危うさこそがストーリーにふさわしい。音楽は、でも、どこまでもドライで、それがたまらなくいい。ほどよく饒舌なのはピアノだけで、ピアノ弾きにしか書けない音楽だと思い知った次第です。ピアノのAの単音の連続が不安をイメージしながらもメジャーに続く発想はピアノの調律の音からか。

主題歌については何の予備知識もなく観たので原曲がすぐにはわからなかったのですが森山良子の歌で聴いた曲ということはわかっていました。家に帰ってiTunesの森山良子のアルバムから「さよならの夏」を探して聴き直しました。そして、武部聡志のアレンジの巧みさにこれまた参りました。鍵盤ハーモニカの使い方、音色も出色だと思う。“あの鍵盤ハーモニカ”の音です。手嶌葵の歌もほどよくドライでいい。

ところで、映画そのものは、昭和30年代の青春は私には少し早過ぎてノスタルジーも2階層でした。私は「学生運動にもビートルズにも乗り遅れた」世代で、かといって豊かさを心の底から享受できないと思い込んでいる古風なニッチな谷間世代です。映画の旧い洋館の「カルティエラタン」は旧制高校の寮か。それを羨ましく思ったその頃の自分をさらに懐かしく思う2階層のノスタルジーなのです。かなり複雑な人間模様があっさりと解けるストーリーも相俟って観る人によって感じ方が様々になる映画でしょう。

絵の方はジブリらしくないといえるかも知れないほど背中が語らないものだったように思います。ラストシーンが海を見つめるヒロインの背中だっただけに余計にその印象があります。でも、ドライということではそれも意図して描かれたものか? だから、興行的には、さて、どうでしょうかと少々気がかりでもあります。レイトショーとはいえ客席は1割も入っていませんでした。

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夏、夏休み、8耐、風の会

先週、出張の帰り道、東名阪道の御在所SAで夕食をとりました。平日の9時を回っていても子どもたちの声がして、そうか、夏休みだと気づきました。子どもの声はいいものです。この週末も高速道路のSAではたくさんの子どもを見かけました。そうして夏休みに行きたくてもどこにも連れってもらえない子どももたくさんいる。だけど、夏休みは自分の時間がいつもよりたくさん持てるはずで、その中でふだんとちがう体験したりそのことでいろいろ考えたりすることは自立の心を育てるうえでとても大切だ。子どもたちが夏休みに自分の世界を広げてほしいと願っています。

土曜日は鈴鹿8時間耐久レース前夜祭の風の会に行って来ました。風の会は10周年とのこと。いつもながらバイクをいちばん買わない人たちを招待するイベントに最新モデルを提供する内外のメーカーの心意気が粋だし、その気にさせるライダーたちはもっと粋だと思う。今回はイベントの最後にライダーひとりひとりから自己紹介があって、200キロ超で疾走する姿とは一見すぐには結びつかないような物静かな佇まいが印象的でした。今夜のNHK「ニュースウォッチ9」は昨日の8耐で優勝した伊藤真一選手を「被災地に力を!鈴鹿激走レーサー」のテーマで特集していました。彼は宮城県出身です。女子サッカーも然り、8耐も然り、一流のスポーツマンは、形、スタイルそのものが力強いメッセージです。彼の走りを一言で表現するなら「迷いのない走り」ということだと思います。コースにレールがあるかの如く疾走する姿は美しい。

NHKの「おひさま」のオープニングにいつしか歌が入っていて、今日はもとに戻って楽器演奏になっていました。歌は平原綾香。この曲「大切なあなたへ」は器楽曲としても歌曲としても聴かせる楽曲ですが、平原綾香の歌はよくマッチングしていて、まるでオリジナルとして作られたように思ってしまう。

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