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2009年8月

山田英津子の「アヴェマリア」とiPhoneの着信音

iTunes Storeで山田英津子(ソプラノ)が歌うカッチーニと石原眞治の「アヴェマリア」を知って聴き入ってしまいました。「ベルベットのような声」とはこんな声のことをいうのだろうと思いました。演奏はシンセサイザー然としていて趣はいまひとつですが、そのことを割り引いても山田英津子の声と歌は素晴らしい。音と音をつなぐなめらかさや楽曲の全体像の描き方が実に巧みだ。父は指揮者の故山田一雄とのことで、歌い方の巧さは父譲りなのかも知れないと思い巡らせてしまいます。ただただ美しい。音楽は時間とともに流れ、表現されるものなのに、時として、聴く者をして時間が止まっているかのような感覚にならしめるのはどうしてだろう。

そんなことをいっておきながら(?) iPhoneの着信音はアメリカのテレビドラマ「24 TWENTY FOUR」のCTUの内線音にしてあります。ジャック・バウアーの携帯の着信音は緊迫感があり過ぎて周りに迷惑と思って設定していませんが、音の長さも無音の部分の長さもアメリカの映画やドラマでよく聞くあの感じです。時間の流れがゆっくりしているような印象があります。私はそんな電話の音が好きですが今まで使った携帯のデフォルトにはありませんでした。インストールとはいえアメリカ生まれのiPhoneでやっと実現したというもの実におもしろい。私はこのドラマの熱心なファンではありませんが、電話の音はとても印象的で、もちろん意図的に制作されドラマで使われた音なのでその文脈に思いを馳せるところがありました。

音といえば、Windows95の起動音はブライアン・イーノの作曲だと最近知ってなんだか腑に落ちたものがありました。ブライアン・イーノは環境音楽で知られた作曲家でWikipediaに興味深いエピソードがあります。「『CHRONICLE POP MUSIC CRITIC』誌の1996年のインタビューによると、マイクロソフト社からの依頼は「人を鼓舞し、世界中の人に愛され、明るく斬新で、感情を揺さぶられ、情熱をかきたてられるような曲。ただし、長さは3秒コンマ25」であったという。当時新しいアイデアが思い浮かばずに悩んでいた彼は、これを「待ち望んでいた課題だ」と快諾し、製作にとりかかった。最終的に84個のごく短いフレーズが製作され、その中の一つが「The MicroSoft Sound」として提供された。ちなみに、親友ロバート・フリップは同系列のソフト「Windows Vista」のサウンドを担当している。」 電子音を環境の1ファクターと捉えて作曲する彼の知見と感性の深さを思わずにいられません。

昨日は朝からプリンタ(EPSON PM-A700)が動かなくて慌てました。トラブルはないのに「内部調整が必要」とのメッセージです。ネットで調べると廃インク関係の部品交換とのこと。ところがメーカー送り等で購入時以上の出費だとわかり、とりあえずカウンタ―のリセットという手段を選びました。そのためのSSCというソフトはWindowsのソフトなのでXPを起動しての作業となりました。SSCはロシア語圏生まれのようです。MacOSX+Parallels Desktop+WindowsXPでもちゃんと動作しましたのでこれも情報提供です。ただ、この作業の途中でParallels DesktopのアイコンをクリックしてしまってWindowsが全画面表示となっただけでなく、MacOSXの解像度やWindows起動時のウインドウのサイズまでもがおかしくなってしまい、デフォルトに戻すために四苦八苦でした。MacOSXとWindowsXPのモニタの解像度をそれぞれシステム環境設定とコントロールパネルから設定し直して戻りました。ともかくポコ・ア・ポコのお知らせ葉書がプリントできることになってほっとしています。

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DELL mini9 SSD 換装 & iPhone

タイトルについてたくさんのユーザーから情報をいただきましたので今度は私から情報提供をする番です。どちらも私の所有する個体と使用環境についてですので、とくにSSDの換装については自己責任の範囲であることをご了承の上お読みください。今年のIT夏の陣です。

DELL Inspiron Mini9のSSDを2倍の32Gに換装しました。新しいSSDはBUFFALO SHD-DI9M32Gで、ハードの交換はドライバー1本で3分程度、OSを含むソフトのインストールは正味2時間程度でした。ただ、ドライバ類のインストールは順序があるのでDELLのサイトから手順をプリントしてにらめっこしてかかりました。それでも1つ入れ忘れてワイヤレスLANがつながらなくて焦りました。換装後の印象は“速い!”の一言に尽きます。かなり重いPowerPointのファイルもさくさくと動きます。メモリは1Gのままなのでスワップのスピードが上がったということでしょう。画面が一時止まるようなことも実用上支障がないくらいに激減しました。容量はもちろん倍増で安心です。動作のスピードアップは予想外でしたがこれまでのストレスは何だったのかと思っています。OSはWindowsXP SP3で更新プログラムは44個もあってこちらのインストールが思いの外時間がかかりました。とにかく“クリーンインストール”なので気持ちがいい。これで出張の荷物も少しばかり軽くなります。9月早々出番があります。

少し前からiPhoneを使っています。食材の調達に入ったスーパーで「iPhone3GS 入荷」という手書きのポスターを見て店に飛び込むと32Gブラックが1台だけあるとのこと。これは運命の出会いかと思い、その日のうちにMNPで引越しをしました。直営店で予約して1か月、何の音沙汰もないので半分あきらめていたところでした。auからiPhoneへの電話帳のデータ引越しは「au携帯 → auoneでcsv化してMacに保存 → Macのアドレスブックに読み込み → iPhoneと同期」を想定して準備していたのでいとも簡単に完了です。ところが電話番号の先頭の“0”が全部消えてしまって、そうか、デフォルトのエクセルでは文字列の先頭の“0”は消えてしまうのでした。表示される漢字と読みと併せてMacのアドレスブックで全件修正をしてあいうえお&ABC順で表示されるようになりました。

iPhoneはおしゃれだし画面がきれいで感覚的に使えてレスポンスもよく音もいい。驚くほどスムーズです。多くの人が一度使うと手放せないというのもわかりますが “ユニークな電話”であることは確かで敷居が高く感じることもあるでしょう。心配していた自宅での電波はしっかり5本立っていてほっとしました。携帯してみると私の日常生活で困るようなことは今のところなさそうに思います。唯一の難はやはりバッテリーです。私の使い方で半日がやっとです。勤務先付近の電波は必ずしもよくないことが影響しているのかも知れません。予備充電電池としてSANYO eneloop KBC-L2S(USB出力付リチウムイオンバッテリー)を持ち歩いています。iPhoneのカバーは白地に楽譜とピアノのデザインのポリカーボネイトのバックカバーを付けただけで、液晶モニタはその美しさを堪能したくて保護シートは使っていません。iPhoneでいちばんキズが付きやすいのはモニタではなくてバックとクロムの部分です。世話のやけるiPhoneですが “されどiPhone”なのです。iPhoneの魅力はインターフェイス、五感に直接ふれる部分で身体が納得するところだと思います。

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コスモス

週末は訃報が相次ぎました。残された者、こんな言い方がいいのかどうかわかりませんが、告別式では残された者という思いにかられることがあります。若くして、幼くして亡くなることは引き裂かれた悲しみを伴う。仕事柄もう何人もの子どもたちの死に立ち会ってきました。その子どもたちは私には「千の風になって」くれているように感じます。でも、風になるにも相当な時間が要ります。

今日は亀山駅の東の踏切を通ることがあってコスモス畑の写真を撮ってきました。これは最初の1枚で何気なく撮ったのですがこれがいちばん印象的な写真となりました。右上の草の位置が中央寄り過ぎてアンバランスな構成となっていますが今日の1枚は敢えてこれです。リサイズ前のピクセル等倍で見るとコスモスや草が細く繊細な線で構成されていてはっとするほど美しい。(Canon PoerShot G10、ASA100、1/100、F4.5、SL-JPG、My Color : Positive Film、リサイズのみ、クリックで大きくなります)
Cosmos090823a

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秋の気配

昨日は前任校で音楽遊びの機会がありました。子どもたちは20数人、保護者と先生も合わせて60人くらいのグループでした。多くは1年ぶりの再会でなつかしいやら成長ぶりに驚くやらでしばし話し込んでいると始まりの時刻を過ぎてしまいました。初めての子どもと保護者、先生もいて音楽遊びのスタンスで始めたのですが、いつしかみなさんの集中力が高まって終わる頃にはミュージック・ケアの趣旨に沿った素敵な一時としていただきました。感謝、感謝です。

その帰り、伊勢道は事故で“停滞”の表示があったので亀山ICで一般道に下りました。亀山駅の東の踏切横は一面のコスモス畑で鮮やかな黄緑色の絨毯の中に点々と花が咲き始めていました。秋が近いことを感じました。

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アート

梅雨が明けて晴れの日が続くようになったら空は秋の色になっていました。澄んだ高い空、重い穂を垂れた稲、残暑は厳しいながらも秋はそこまで来ているのでしょう。

“夏休み”はテレビも特集とアンコールがたくさんあって新聞の番組欄をつぶさに見てはHDDに録画しています。昨夜は「関口知宏のファースト・ジャパニーズ」の「精巧華麗!女性切り絵作家の世界」そう、蒼山日菜さんの特集の再放送でした。この番組の中の言葉で私が最も頼もしく思ったのはスイス、レマン湖畔のブベイの画廊“GALERIE ZABBENI”の経営者アンドレ・ザベーニ氏の言葉です。「これは美しい。これを生みだすには多くの才能と愛情が必要です。忍耐も。芸術は人生や社会を映す鏡です。あなたの作品からは“人生は何かを成さなければならない”という強いメッセージを感じます。ここには揺るぎない価値がある。あなたの作品を通して人間は“創造できる”と知るのです。」「来ていただいてとても光栄です。」 作品について語る蒼山さんの言葉もただならぬ決心をうかがわせています。「花びらは少し日本的ですがアールデコーやアールヌーボー様式も取り入れています。なぜならわたしは日本人ですがここに暮らしてもう日本に帰ることはありません。ですからわたしの人生を象徴する一面もあります。少し日本的ですがヨーロッパ的な核があります。」芸術の文脈と価値を知る者しか語り得ないやりとりがあるように思います。そして、この番組の最高の黒子はカメラマンです。ただただ美しいとしかいいようのない絵作りはきっと絵コンテを描いてのカメラワークだからこそなのでしょう。美術品のような画面が続きます。ナレーションも私の好きな語りのアナウンサーでヴィヴィッドな空間を感じさせます。この組み合わせを考えたプロデューサーはどんな人なのだろうとちょっと興味もあります。

夜は某寺のお盆の法要で写真を撮りました。山門から本堂と庫裏に続く石畳の両側に並べられたろうそくの灯籠が優しく光ってそれはきれいでした。薄暮から夜を迎えるまで刻一刻と表情を変える様は幻想的でした。(Canon EOS kiss DX+Tamron A16、ASA800、SL-JPG、AWB、Picture Style : Standard、P-mode、上F2.8 1/6、下F2.8 1/5。露出補正はAF&AE Lockで意図的にしてあります。手振れ補正のない機材で一部三脚を使いましたがこの2枚は手持ちです。レタッチは角度調整とリサイズのみ。難しい場面はやはり一眼レフと思いました。(ブラウザとモニタによりますが画像のクリックで大きい画像が表示されます)

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豪雨の教訓

このところ豪雨による災害が続いています。河川の氾濫は私も教訓を得た事があります。河川の状況は分単位で変わります。注意報や警報が出てからでは間に合わない。河川の上流の雨雲と降水量のリアルタイムの情報から災害を予測することが大切です。気象庁HPの「レーダー・降水ナウキャスト」で最新の情報を得て「1時間前から1時間後まで」の動画でその先を予測すること、経験を要しますがこれがベターでしょう。前々任校でスクールバスの経路が1時間足らずで2階まで水没したときは背筋が凍る思いをしました。先の先を読むリスク管理が自然災害から身を守ることにつながります。感性や想像力はもっと頼られていい。感性というより情緒でしょうか。

週末にMacOSXのバージョンアップ(10.5.8)とTime Machineのバックアップ、そして、iTunesのダイエットをしました。iTunesのダイエットは30GのiPodの空きが1Gを切りそうになって…これはiPhoneのためでもあるのですがiPhoneはリサーチ中です。ネックはSBMのエリアです。通じなかったらそれまでと思いながらも自宅での圏外はさすがに考えもので、これは近々確かめるのでその結果次第ですね(^_^);;;

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写真と料理と

大津で発表が終わった日、思いの外疲れていたようでホテルに帰るとベッドで一眠りしてしまいました。目が覚めてシャワーを浴びてテレビのチャンネルをNHK BS1に合わせると“戦場カメラマン”のナクトウェイが出ていました。番組表で確かめると「BS世界のドキュメンターリー <シリーズ ジャーナリストが見た戦争> 戦場の目撃者 〜イラク・カメラマンの記録〜」でした。再放送なので録画できる機会はもうないものと思って集中して観ていました。ナクトウェイの特集番組は前に2本観たことがありますが、9・11後にアメリカに留まって“戦争”を撮ったというクリストファー・モリスのことは初めて知りました。彼の写真もまた象徴的であり、強力なメッセージを発し、何よりも現実に起こっていることの意味と背景を深く考えさせられてしまう。深い洞察と冷静な目がなければものにできない写真だ。幸運なことに彼の特集は昨夜放送されたので録画することができました。ブッシュ前アメリカ大統領の8年間、とりわけ9・11からイラク戦争、オバマ大統領の就任式に至るブッシュの姿は政治もまた人間の“感性”で動いていることの証だと思いました。意志決定はどこまで理性的になされるのか…最終決定は感性でなされるものだとよく思います。

朝日新聞の昨日の朝刊に「夏野菜の精進カレー」のおいしそうな写真と詳しいレシピが載っていたので早速作ってみました。赤ピーマンとズッキーニが手に入らないとか豆腐の代わりに鶏肉を使うとか、いつもながらいい加減な料理となりました。豆腐を使うのは精進料理だからなのですがコンニャクを入れる理由は食べた後でもわからない。でも、おいしかったのは確かです。トマトを入れたからなのか、ほどよいコクがあるあっさり感が基調のカレーでした。やっぱり料理はおもしろい。私の関心は食器に広がりつつあります。

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大津出張

3日間、大津に出張でした。昨日は自分の発表があって私の考えを問う機会となりました。教育の言葉で病弱教育を語りたいという主旨です。かつて、音楽療法を音楽の言葉で語りたいと模索していた頃を思い出してこのことも入れました。早々答えが出るものではありませんが教育の力はもっと評価されるべきだと思います。そのための努力は惜しみたくありません。「病弱教育は究極の普通の教育である」というコメントが意味するところは教育の究極の課題だと思います。力強く思いました。仕事上病弱教育に関わることができる期間は限られてしまうことが残念でなりません。半年をかけて準備してきたパワーポイントに新たなスライドを作成して加えました。忘れられない出張となりました。大津はきれいな街でした。新しい街と旧い街が整然とつながり、坂のある広い道が琵琶湖をいっそう大きく印象的にしていました。

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ひまわりキャンプ

昨日今日と大学病院小児科の「ひまわりキャンプ」に行ってきました。とてもおだやかな空間でした。子どもたちと親御さん、病院スタッフのみなさんとボランティアの学生たち…外はあいにくの雨なのに誰もうんざりしたようすはなく、ここに集えたことを心からよろこびと感じているようでした。大切な出会いがたくさんありました。私なりの受け止めには少しばかり時間がかかりますが来年もぜひ参加したいと思いました。

キャンプの夜に自宅に届いたのはTIMBUK2のメッセンジャーバッグです。これでTIMBUK2はなんと4つになりました。コンピュータを入れるラップトップメッセンジャーとクラシックメッセンジャーのSとM、そして、昨夜届いたLサイズはサンフランシスコ生まれの333です。プロ御用達のメッセンジャーバッグらしくTIMBUK2もユニークです。生地がとてもしっかりしていて防水、ごわごわ感はありますが何を入れても型くずれしないので荷物がまとまっていて軽く感じます。いざというときはクロスストラップをキュッと締めて思い切り走ってもずれない。使えば使うほど優れものだと思います。メッセンジャーバッグだから当たり前ですが感心してしまいます。この順で買ったのですが、SはSとMの中間の容量がほしいところです。ラップトップメッセンジャー(M)は15インチのMacBook Proがちょうど納まるところがおもしろい。さすがはアメリカ生まれというべきか!?

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