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2008年9月

「赤とんぼ」と「故郷」

夜、久しぶりにピアノを弾きました。曲は「赤とんぼ」と「故郷」で、歌とヴァイオリンの伴奏譜です。3度の平行移動は指に力が入らなくて弾きづらく、しかも指が同時に下りないものだから音楽にならない。基礎練習からやり直さないと奏でるところこまでいかないと痛感しました。でも、ピアノを弾く機会があることはいいことです。音の構成がシンプルなだけに音作りに集中できるというもの。少し混じる新しい音が光る編曲です。「故郷」は茨城県つくば市の研修で聴いた家田紀子の歌のピアノ伴奏が忘れられません。CDアルバム「宵待草」の「故郷」とはちがう編曲ですがきっと同じ人の手によるものだと思います。編曲によって、また、歌い方によって曲は別もののように聴こえるものです。神崎ゆう子の童謡「きゅん」と「ふわり」もそうです。

ところで、今回の選曲は2曲とも3拍子だというところがおもしろい。2拍子文化の日本で日本語を乗せる旋律が3拍子で馴染むところが実におもしろい。西洋の音楽の3拍子の浮遊感とはまるでちがう時間の流れがあります。子どもたちはこの2曲をどんなふうに奏でるのだろう。合わせるときがほんとに楽しみです。だから、練習・練習・練習です。

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リーマンブラザーズの破綻と子どもの死

この前の土曜日は台風一過の秋晴れで早速洗車をしたらその夜のうちに雨でした。今回の洗車は1年ぶりかというくらいの手洗いで、洗車後のアテンザのなんと静かに走ることか! 洗車と走りはやはり関係があるように思います。細かなノイズが減るように思います。その後、オイル交換とタイヤの空気圧の調整もして、翌日曜日は所用とはいえドライブを堪能しました。走った距離はおよそ600キロにもなりましたが疲れ知らずでした。アテンザは不思議な車です。

北陸道沿線の小松空港では航空ショーが行われていてしばし見物をしました。F15を間近で見るのは初めてでその運動性能にただただ驚きました。スーパーアスリートの印象がありました。戦闘機としてではなくスポーツのツールとして生まれてくればよかったのにと思いました。帰路でふと思い出したのはTDLのスペースマウンテンでした。数あるジェットコースターで私のいちばんのお気に入りです。スペースマウンテンは暗い屋内のジェットコースターなので前もって姿勢を構えることができなくて瞬時に身構えることになりますが次のカーブがすぐ来るので緊張が続きます。自分の身体が反応するスピード感がたまらない。F15の見物とは何の関連もなさそうですが、でも、感覚統合の概念では何か関連がありそうでもあります。

今日は古書店で3冊購入。日野原重明『生き方の選択』(河出書房新社 2002)、柳田邦男『「死の医学」への日記』(新潮社 1996)、アニータ・シュリーヴ『パイロットの妻』(高見浩訳 新潮クレスト・ブックス 2001)です。『パイロットの妻』は私の好きな語り口で、主人公の意識や認知対象がこれでもかというくらい緻密に連続して描かれています。そして、夫の死後、彼の秘密を紐解く主人公の“旅”の時間の流れに浸ってみたくなって購入となりました。あとの2冊は“死”と“生”について思いを巡らすことの多いこの頃、どうしても欠かせない2冊と思っての購入です。来月は地元のホスピスを訪れる機会があります。

公園で亡くなった小学校1年生の男の子は母親が首を絞めたとのニュースがありました。一部の報道でその男の子が特別支援学級在籍と知って胸騒ぎを覚えました。このことを報じないメディアが多数であることに私はもの足りなさを感じています。この親子のSOSをどうしてキャッチできなかったのかと報じる新聞もありました。子どもの発達障がいの有る無しに係わらず、子どもも親も、おとなも、個人が追いつめられていることを感じます。夢が持てない人たちがあまりに多いのではないかと。市井の私たちは権力も財力もない。だが、リーマンブラザーズを破綻に追いつめたのは“低所得層”の人たちだということをしっかり認識するべきだ。直接的でないにしろ、民の幸せをないがしろにすることにつながる企業や国家は滅びるしかない。飛躍するが、だからこそ自分でできることをきちんと成すことが大切なのだ。自分なりの価値観を持つべきだ。「音楽(教育)とは、語るべき自分をつくり、もたせ、守らせること。」(北村智恵)という言葉の意味の大きさをあらためて思う。

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『奏でることの力』

ブラームスの交響曲第2番のCDを探していて見つからずでしたが、はて、そのCDを持っていたかどうかが定かではありません。どうしてブラ2を聴きたくなったかというと、若尾裕『奏でることの力』(春秋社 2000)を拾い読みしていたからです。この本は“音楽(音)そのもの”について考えてしまうエッセイが詰まっている。音楽と死についても考えさせられる。私の関心テーマのひとつである「奏(かなで)」もこの本に触発された言葉だ。この本に「ブラームスの第2番のシンフォニー」が「静かで落ち着いた、しかも暗くはない音楽」の例えとして出てくる。「この世で最後に聴く音楽」と題されたエッセイにだ。ホスピスの音楽療法を全く知らないわけではないが、この本では音楽療法というパラダイムでは論じられることが少ないパンドラの箱のふたを開けるようなアプローチがある。箱の中には言葉を尽くせないほどの音楽の魅力と力、謎が入っている。若尾裕の著書はそのような深淵を含みながら、だからこそ私の心を掻き立てる。音楽療法の実践においては+αの知見の必要性が問われるが、果たして、最後に頼れるのは音楽そのものの質ではないのか。

台風一過、夜空に月が姿を見せています。明日の朝はまん丸のホットケーキでも焼きましょうか。

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「きゅん」と「ふわり」

昨年リリースの神崎ゆう子のデビュー20周年記念童謡アルバムです。アレンジは船山基紀でプロデュースも担当とのこと。アレンジはクラシック風からポップス風、唱歌風と様々ですが、ひとひねりあるコード進行や多彩な楽器の使い分けがあって実におもしろい。だけど、もちろん、なんといっても歌がいい。また、いわゆるカラオケが全曲にあって、決して歌いやすいアレンジではないけど歌わせてしまうところも心にくい。新しい音楽に生まれ変わったようだ。音楽としてストレートに楽しめるところがいい。

今夜は1台の自転車の前輪と後輪を合わせて計5か所のパンクの修理をすることがありました。ママチャリなのでとにかく面倒な作業でした。ロードレーサーなら1本10分足らず、予備のチューブとの交換なら5分とかかならい。ところが今夜は1時間余りかかりました。1台で1度に5か所のパンクとは不名誉な記録です。

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マジック

ドヴォルザークから一夜明ければ全然ちがう音楽を聴いています。家の掃除をしていて見つけた「New Sounds In Brass Best Selection-3」です。発売が1988年ですからもう20年も前のアルバムです。この中の「マジック」が好きでこの曲ばかり聴いていたときがありました。初めて聴いたのは中学校の吹奏楽部の演奏でそのときは圧倒されて立ちすくむほどの感動でした。New Sounds In Brass のシリーズはとにかくアレンジがいい。もちろん演奏もいい。もしかするとオリジナルよりいいかも知れないと思わせるほどだ。吹奏楽ファンになってしまったくらいです。今聴いてもわくわくします。

今日は本の整理や掃除をしていました。本はジャンルに分けて並べるだけなのにかなりの時間をかけることになってしまいました。本棚に2列に並べないと入らないので前後の列の並べ分けもけっこう面倒でした。並べ直すと本の量がジャンル別にわかっておもしろくもありました。音楽関係は実家にも同じくらいあるのでいちばん多く、次に仕事関係、そして、文学、写真、料理、スポーツ、ガーデニングの順でしょうか。机の周りも整理して秋の夜長が楽しみですがロードレーサーをトレーナーにセットするスペースも確保したわけです。ハートレートトレーニングはバイクがいちばんです。あと、トライアスロン関係のウエアも全部出して整理をしました。ゴムが弱っているものが多くて何点か処分しましたがマラソンのレースには困らないので一安心です。それにしても古い。ほとんどが10年ものです。これでレースに出るのもちょっと勇気がいります。化石のランナーというところか(*_*)

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マラソン、再び

昨日、アルファ・ロメオに初めて乗りました。運転したのではなく乗せてもらっただけですが、山道も走ったことで走りを堪能することができました。ボディの剛性が高く路面の凹凸を越えても雑音が一切ないのにはただただ驚きました。エンジン音はクォーというあの音で、これはアテンザも似た印象です。そして、車の挙動がクイックでただ走らせるだけでも五感が刺激される車です。身体をサポートするシートも秀逸だ。不可解なこともあるとのことですが、乗って楽しいことにかけては掛け値なしでしょう。

1985年録音のカラヤン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ドヴォルザーク作曲交響曲第8番ト長調と第9番ホ長調「新世界より」をiPodに入れました。23年前の録音とはいえややダイナミクスに欠けますが音の美しさと洗練された演奏は素晴らしい。誤解を恐れずにいうならば、民族的な歴史観より音楽としての構造感、機能感を優先させた演奏だと思います。モダンな印象で、前者の民族的な歴史観も未来指向というベクトルが感じられます。私は学生の頃から8番の3楽章がたいへん好きでよく聴いたものですが、カラヤンの演奏は私の記憶にない新鮮な響きです。音楽そのものを堪能できる演奏といえるでしょう。このへんは23年を経てもなおコンテンポラリー性を実感する価値ある名演です。

お伊勢さん健康マラソンというレースがあります。実際に走ってみると健康とは名ばかりというくらいみんな飛ばします。スタートして緩やかな登りを経てほぼフラットで折り返しですから後半は飛ばせます。記録ねらいで県外からの参加者も多い。記録は忘れましたが私も10キロのベストはここで出ています。先日、新聞に折り込みの地域紙でハーフが新設されたと知って思わずエントリーしてしまいました。ところが関門がけっこう厳しい。キロ6分がリミットです。ハーフをキロ4分30秒弱で走った頃のスピードはもうありません。あの23号線バイパスがコースなのでそれも止むなしかと思いながらも事前に調べておかなかったのがいけない。いつかレースに復帰したいと思いながらもなかなか一歩が踏み出せなかったので途中棄権もあり得るということで走ることにしますが、そもそも体質を戻すことができるのか、それが課題です。シューズとウエアはありますがトレーニングに欠かせないハートレートモニターがないので調達することになります。目標はトライアスロン体質=脂肪燃焼体質です。

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ナチュラルサポーター

9月の日曜日のポコ・ア・ポコは11家族のみなさんに来ていただきました。今日、ポコ・ア・ポコ・デビューを果たしたニュー・フェイスにはハイハイの小さなお子さんもいて、眠そうだけど最後までがんばって参加してくれました。初めてのお子さんが多いみなさんでしたが、曲の終わりの「静」を見事に共有することができて驚いてしまいました。最後の大きなシャボン玉をじっと見つめていた空間のなんとすてきだったことかと、でも、これは手前味噌ではありませんね。今日、集っていただいたみんなで紡ぎだしたひとときですから!

日曜日のポコ・ア・ポコのご案内ハガキはこれまで郵送限定でしたが、「南の風」のホームページにPDFファイルでアップすることにしました。これも私からのメッセージです。伊勢の夕日はほんとにきれいです。

昨日は朝から地元の療育サークルのムーブメントのお手伝い、午後は三重県教育委員会主催「第2回特別支援教育フォーラム in みえ」、今日は朝から団地の一斉清掃、午後はポコ・ア・ポコと、慌ただしい土日でしたが、それぞれに充実した時間でした。

「第2回特別支援教育フォーラム in みえ」の講師は「NPO法人えじそんくらぶ」の高山恵子さんでした。講演のキーワードは「セルフエスティーム」と「ナチュラルサポーター」でした。もちろん「ICF」も大事ですが、それはもう当たり前のこと。誰もが自分らしく生きていける社会を築くために、今、ひとりひとりに何ができるかがこれまで以上に求められています。特別支援教育や発達障害者支援法などの制度は法制化されましたが、現場でその理念が具現化されているかどうか、そこがポイントです。「ナチュラルサポーター」こそ特別支援教育の具現化のひとつといえるでしょう。誰もが誰もをごく自然にサポートし合うのです。その手本は先生が見せなければなりませんね。

KORG DS-1が届きました。次はnintendo DS-1の調達です。ジェットブラックかクリムゾンブラックか、迷う(*_*)

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なつかしい楽譜

9月初日と翌日の2日間は家に帰って夕食を食べると急に疲れが出て早々に寝てしまっていました。夏の疲れが出ていたようです。2晩ゆっくり休めたからでしょう、昨日は朝から頭も身体も軽くて仕事もずいぶんはかどりました。とくに人と会って話をするときは体調がよくないと仕事の質が上がりません。フットワークのよさが大切とあらためて思いました。

勤務先の特別支援学校の学校祭で全校で歌う組曲「ぞうれっしゃがやってきた」の楽譜を受け取りました。なんとなつかしい楽譜! その中の1曲は指が伴奏を覚えているかのように机の上で指が動きそうになりました。音楽はいいものだと思う。ほんとにいいものだと心から思う。どれだけ練習に参加できるかわかりませんがきっと夢中になってしまうことでしょう。

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CATS London Original Cast

「CATS」のロンドン・オリジナルキャストのCDアルバムの中古価格がこなれてきたので購入しました。録音が1981年で、私はLPレコード盤をたしか翌々年に買っています。CD盤の買い直しということになります。アナログ熟成期のステレオで聴いた録音がCD化されたことで印象がずいぶんちがいます。音は明瞭で分離も桁違いというくらい優れている印象ですが、また一方で薄っぺらに聴こえてならない。これは録音やミキサー時の処理が余分にされていないことによると思いますがLP盤を知る私にはちょっと残念です。肝心の演奏はというと、これはもうロンドン・オリジナルキャストのあの音、歌そのものです。シンセサイザーの音も初期の頃の手作り感があって素朴な印象でなつかしい。そして、「原型の音楽」のひとつだと思わせる。

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